関節痛について

関節痛

人間には250以上の関節があります。これは二足歩行や道具を使うなど複雑な動きに対応するためだと考えられています。その中でも使われることが多い関節は肩や腰、股関節、肘、膝、手首などです。

そしてこれらの関節は関節痛になりやすい、と言われています。関節部分の骨や軟骨が変形、又は摩耗することで炎症が起こり痛みを引き起こします。この症状のことを関節痛と呼びます。

関節痛の原因を知ることが治療や再発防止に繋がります。

関節リウマチについて

関節リウマチ

関節リウマチは30~50歳の女性に多く、患者数は国内で100万人以上とも言われています。症状は関節痛の他に食欲の減退や倦怠感、口や喉の渇きなどを引き起こします。

関節リウマチの症状は、「朝のこわばり」から始まります。朝起きたときに手がこわばっている方は要注意です。こわばりの症状の度合いは日によって異なり、ひどい時では何も握れないようなこともあるようです。このこわばりが一時間以上持続する場合は、リウマチの可能性が高いので、できる限り早期に治療を行いましょう。

手のこわばりの次は、関節炎が起こるようになります。最初は手の指、次に足の指などの小さな関節から始まり、続いて手首、肘、膝といった具合に、どんどん大きな関節に炎症が広がっていきます。関節炎が悪化していくと、関節に水がたまったり、腱鞘にまで炎症が広がって腱鞘炎になってしまったりすることもあります。

そして最終的には、関節が完全に変形してしまい、骨と骨が直接接触した「強直」という状態になります。ここまで進行すると、痛みはなくなりますが、関節の動きが大幅に制限された状態になってしまいます。この段階になると元の動く状態に戻すことは難しいので、悪化する前に進行を食い止めましょう。

関節リウマチの原因

原因は免疫の過剰反応です。本来、免疫は体内に侵入した菌やウィルスなどの異物から身体を守ってくれる機能ですが、過剰に反応した免疫が私たちの身体を攻撃することがあります。その際に関節に現れる症状が関節リウマチです。関節リウマチに限った話ではなく免疫の過剰反応による症状は男性より女性の方が現れやすく、女性ホルモンが関係していると言われています。しかし、ハッキリとした因果関係はまだ解明されていません。

関節リウマチを治療するためには、炎症を抑える対症療法とリンパを活性化させる抗リウマチ薬で行われます。

疼痛や炎症を抑えるお薬としてはセレコキシブという成分を含むコビックスなどの抗炎症薬が使用されています。このお薬は筋肉痛や抜歯後の消炎や鎮痛にも効果を発揮します。

リウマチは根本的な治療というよりは、抗リウマチ薬で進行を抑えることになります。完治するような病気ではないので、抗炎症剤と抗リウマチ薬とは長い付き合いになると思っておきましょう。

変形性関節症について

変形性関節症

変形性関節症の患者数は国内で1,000万人に上るとも言われています。症状は関節の痛みや腫れ、変形などがあり、重症化すると普段の歩行や立ち上がる際にも影響を与えてしまうため、注意が必要です。

関節には骨と骨の間に軟骨があり、この軟骨は水分とくっつく性質があるヒアルロン酸を含んでいます。水分を含んだ軟骨が骨と骨の摩擦や衝撃を和らげる緩衝材の役目を果たしています。しかし、加齢などにより軟骨にヒビが入り水分を失い緩衝材としての役割を果たせなくなります。その際に骨と骨が直接ぶつかることで関節の痛みや腫れ、変形が起こってしまうのです。

変形性関節症は高齢の方に多く見られます。これは、長い間関節を動かしてきたということと、年齢とともに筋力が衰え、関節の負担が大きくなったことが関係しています。他にも、特定の関節を酷使するスポーツ選手や、人一倍関節への負担が大きくなる肥満の方は変形性関節症になりやすいといえます。また、年齢が高くなるにつれ女性患者の割合が増えていきますので、女性の方は男性以上に注意が必要です。

変形性関節症を治療するためには運動は必須です。衰えてしまった関節周りの筋肉を鍛えることで負担を軽減することができます。ただし、過度な運動は症状の悪化を招く場合もあるため、医師や専門家の指導のもとで行うと良いでしょう。

平行して病状の悪化や症状の痛みを緩和させるために抗炎症薬(痛み止め)を服用することも有効です。

運動による関節障害

ボルタレン

スポーツやジョギングの際、膝には大きな負荷がかかっています。歩行時でさえ体重の2~3倍、走行時は5~10倍の負荷がかかってしまうため、その反動で軟骨の損傷やじん帯断裂を引き起こしてしまいます。

運動による関節障害は健康維持や肥満予防のためにジョギングなどの運動を始めた中高年に増えつつあります。加齢により軟骨がもともとすり減っている状態のため、軽度の運動でも起こってしまいます。

軟骨がすり減っているということは、変形性関節症になる可能性が高いということなので、膝の痛みを感じる方は関節を酷使しないように注意しましょう。変形性関節症を予防として軟骨を増やすにはコラーゲンなどが有効なので、サプリメントなどで軟骨を増強しながら運動するのをお勧めします。ダイエット=ジョギングというイメージが強いかもしれませんが、体重が気になる方がジョギングを行う際は人一倍注意をしてください。

対策としてストレッチなどの準備運動をしっかり行う、膝に負担がかからないようにランニングシューズや走る場所(コンクリートなどの硬い場所は避け芝生の上など)を選ぶこと。そして何より無理をしない、ということを心がけましょう。

これからダイエットを始める肥満気味の方は、いきなりジョギングするのではなく、ウォーキングや、下半身の筋トレからダイエットを始めていきましょう。いざジョギングを行う際は、正しい姿勢で走り、しっかりクールダウンを行うのも大切です。サポートタイツなどを利用すれば関節への負担を軽減することもできますので、有効に活用しましょう。

それでも関節障害になってしまった場合は治療に専念し、炎症や痛みが辛い場合はボルタレン・ジェネリックなど症状を抑える医薬品を使用しましょう。

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