糖尿病について

糖尿病

私たちは食事をすることでさまざまな栄養素を体に取り入れ、エネルギーを作っています。中でも、炭水化物や砂糖から得られるブドウ糖は重要なエネルギーとなります。ブドウ糖は血液中に溶け込んで全身に運ばれ、細胞に吸収されます。そして、脳や各種の臓器を正常に働かせたり、筋肉を動かしたりします。

しかし、あることが原因でブドウ糖が細胞にうまく吸収されずに血液中にいつまでも残り、体にさまざまな不具合を引き起こしてしまうことがあります。それが、糖尿病という病気です。

糖尿病の特徴

血糖値

ブドウ糖が血液中に残ってしまうと、血液はネバネバ、ドロドロとした状態になってしまいます。いわゆる「血糖値が高い」という状態です。血管そのものにも負荷がかかって内壁が傷つき、プラークと呼ばれる塊ができてしまうこともあります。これらの状態は動脈硬化を引き起こし、最終的には心臓近くの血管が詰まってしまうことで起こる心筋梗塞や、脳の血管が詰まることで起こる脳梗塞の原因になります。

糖尿病は、このような恐ろしい病気です。ただし、いくつか特徴的な症状が見られるので、早いうちに気づける場合もあります。細胞に吸収されなかったブドウ糖は最終的に尿として体外に出ていきますが、そのとき大量の水分とともに排出される性質があります。尿の量が増えて水分が著しく失われるため、常に喉が渇いた状態になるのが糖尿病の特徴です。また、ブドウ糖が脳や筋肉に充分に吸収されないため、体力の低下や倦怠感、異常なほどの眠気などが見られます。放っておくと、心筋梗塞や脳梗塞だけでなく、腎臓のエネルギー不足による機能低下、手足のしびれなどの神経障害の原因になります。また、足の血管が詰まりやすくなるのも糖尿病の特徴で、重症化すると足に血液が行きわたらずに壊疽を起こし、切断しなければならなくなることもあります。「最近やたらと喉が渇く」「ひどく疲れやすい」というのは糖尿病のサインかもしれません。

また、かつては高齢になることで症状が現れる病気と見なされることもありましたが、近年では20~30代の糖尿病患者も増加しています。「若いから」といって油断することはできません。

糖尿病の原因

糖尿病の原因

上述のとおり、血糖値が上がることで発症するのが糖尿病という病気ですが、その原因とはどのようなものなのでしょうか?直接の原因は、「インスリンの作用不足」です。インスリンはすい臓から分泌されるホルモンで、ブドウ糖を血液中から取り出して細胞に吸収させる働きをします。インスリンのみが、ブドウ糖を細胞に吸収させることができます。その分泌量が減少すると、必然的に血糖値は高まり、糖尿病の症状が引き起こされてしまうわけです。

インスリンが作用不足に陥ってしまう原因は大きく分けて2つあります。ひとつは、何らかの感染症で体内に侵入したウィルスがすい臓に至り、インスリンを分泌させる「β細胞」を破壊してしまう、というもの。もうひとつは、もともと体質的にインスリンの分泌力が強くなく、そこに暴飲暴食やストレスといった要因が重なって引き金となる、というものです。

前者の原因で引き起こされる糖尿病は「1型」、後者の原因で引き起こされる糖尿病は「2型」と呼ばれています。そして現在、日本における糖尿病の患者数は1000万人を超え、そのうち9割以上は2型の糖尿病を患っているとされています。

1型糖尿病の治療

インスリン

再生医療の分野では、破壊されたβ細胞を元通りにする治療方法の研究が進められています。2016年現在、実験段階では光明が見えつつある状態です。β細胞を再生させる治療が可能になれば、人類は1型糖尿病を克服できるでしょう。ただし、その方法が確立されるまでは、食事制限で血糖値を上げすぎないように気をつけつつインスリン注射を行うという従来の方法で治療していく必要があります。

β細胞に分泌してもらうかわりに、外からインスリンを取り込むために行うのがインスリン注射です。毎日行わなければならず、現代の医療では一生続けていかなければならないものですが、負担は軽減されています。患者の方自身が注射を打てるようになっており、わざわざ毎日病院に通う必要はありません。

また、注射器は簡単に扱える特殊設計で、針も細く短いのでほとんど痛みを感じることなく打てます。

2型糖尿病の治療

ランニング

重症で、インスリンの分泌量がきわめて少ない場合には注射をしなければならないこともあります。しかし、2型糖尿病の多くは生活習慣の見直しを行うことで治療していけます。食事療法、運動療法が代表的な治療方法となります。

特に重要なのは、食事療法です。血糖値を上げてしまう糖分や炭水化物はほどほどに。逆に、血糖値を下げる働きがある食物繊維をたっぷり摂ることを心がけ、カロリー計算をしっかり行いつつ日々の食事を行っていく必要があります。また、アルコールはβ細胞に働きかけてインスリンの分泌量を抑えてしまうことがあるため、治療を続ける間は禁酒が基本です。

一方、運動療法は筋肉を使うことで積極的にブドウ糖を消費し、血糖値を下げるために行われます。ジョギングや水泳のように全身を使う運動が最も効果的ですが、初めのうちはウォーキングなど簡単な運動でも効果があります。

血糖値を下げる薬とサプリ

ゴーヤ

2型糖尿病の治療をサポートしてくれる医薬品、サプリメントについて紹介します。代表的なのは、アカルボーズを主成分とした医薬品です。アカルボーズには血液中のブドウ糖の量を抑える働きがあり、炭水化物や糖分を少々摂りすぎてしまった場合も血糖値の急な上昇を防げます。具体的には、アカルボーズは胃腸に働きかけ、炭水化物や糖分をブドウ糖に変換する酵素の働きを抑制します。

そのほかにも、血糖値を下げるのに役立つ食物繊維を効果的に摂取できるサプリメントもあります。たとえば、あらゆる食品の中でも特に食物繊維の量が多いと言われるのは、野菜のゴーヤ(ビターメロン)です。ゴーヤは旬もありますし、「苦みの強いあの味が苦手」という声もよく聞きます。食生活に取り込んでいくのは難しい、と感じる方も多いでしょう。しかしサプリメントなら、毎日効率よく摂取できます。

予防に役立つサプリ

インドグースベリー

高カロリーな食事をしがちで、運動も不足しがち。ストレスをためがち。そんな生活をしている方は、糖尿病、特に現在多くの方が悩んでいる「2型」になってしまう可能性があります。

しかし、2型糖尿病は予防できる病気です。食事の際はカロリーに気をつけて暴飲暴食を控え、適度に運動することで発症を避けられます。予防は、いつ始めても遅いということはありません。予防をサポートしてくれるサプリメントもあります。インドグースベリーやマンゴーの成分を使ったサプリメントです。インドグースベリーやマンゴーには、「抗酸化作用」を持つ成分が豊富に含まれています。

最新の研究で、糖尿病を含む生活習慣病の原因として「酸化ストレス」が挙げられています。酸化とは、さまざまな臓器や器官の老化を早めてしまう現象のことをいいます。暴飲暴食や運動不足によって体内に活性酸素と呼ばれる物質が発生し、それが原因になって酸化が進行します。インドグースベリーやマンゴーの抗酸化作用は、酸化を防いで体内を若々しく、健康な状態に保つ作用のことです。

食事や運動に気をつけつつ、サプリメントも有効活用することで、しっかり糖尿病を予防することができます。

ページの一番上へ戻る